こんにちは!昭和印刷出版です!

前回の記事「【OpenAI】ChatGPTってなんだ?最新AIチャット技術についてご紹介(https://xn--79qqfn1bp6ay65cntq.jp/blog/?p=126)で、最新チャットボットのChatGPTについてご紹介いたしました。その中で、このChatGPTがブログ記事を書くことも可能だというお話をしたのですが、今回は実際に印刷に関するブログ記事をChatGPTに書いてもらおうという記事になります。ただし、このChatGPTはたびたび間違った情報などを記述してしまいます。その情報をそっくりそのまま載せてしまうと読者の方に間違った情報を発信してしまうことになるので、人間の私が逐一訂正を入れながら解説させていただきます。

今回書いてもらうのは、製本方法についての記事です。中綴じや無線綴じなど実に複雑で奥が深い製本について、AIはどのように解説してくれるのでしょうか?

それでは、解説をどうぞ。

中綴じ、無線綴じ、開綴じ、糸がかりはすべて本の綴じ方法です。中綴じは、本を一枚一枚切り込んで折りたたむ方法です。無線綴じは、本を平たく折りたたむ方法です。開綴じは、本を内側から折りたたむ方法です。糸がかりは、本を糸で綴じる方法です。

AIはまず本の綴じ方を羅列しています。製本方法はこれですべてではありませんが、代表的な方法をいくつか取り上げているようです。

中綴じは、本を一枚一枚切り込んで折りたたむ綴じ方法です。本の端を切り込み、中央に向かって折りたたむことで、本を厚みの少ないままにして綴じることができます。中綴じは、折りたたみが綺麗にできるため、装丁が美しい本に使われることが多く、また、本の中身を確認しやすくするためにもよく使われます。

本を一枚一枚切り込んで折りたたむ、とありますが、正直ここはあまり理解できていません。中綴じは印刷した何枚かの紙を半分に折り、折った部分にホッチキスや糸を入れて綴じる方法の事を言います。装丁が美しい本というよりは、ページ数が8ページなど少ないときによく使われる方法です。

無線綴じは、本を平たく折りたたむ綴じ方法です。本の端を折りたたんで、中央部分を折り返すことで、本を厚みの少ないままにして綴じることができます。無線綴じは、折りたたみが綺麗にできるため、装丁が美しい本に使われることが多く、また、小さい本や本の厚みが多い本にも適しています。また、手軽さから、日常的に使われることが多い綴じ方法でもあります。

本を平たく折りたたむ、というのがいまいち想像しにくい表現です。端を折りたたんで中央部分を折り返す、も無線綴じの表現としては不適切かなと思います。

無線綴じは、印刷された本文を別で作った表紙でくるみ、背表紙の部分に接着のりをつけて綴じる製本のことです。私の個人的な感想ですが、無線綴じの最も核となる部分は「背表紙の接着のり」だと思うので、この単語が入っていないと、適切な説明とは言えないのではないでしょうか。

開綴じは、本を内側から折りたたむ綴じ方法です。本を開いた状態で、中央から折り返して綴じます。この方法で綴じることで、本の中身をすぐに確認することができるため、手帳やスケジュール帳など、繰り返し使用する本に適しています。また、本の表紙を保護するためにもよく使われます。

ここに関してはまず「開き綴じ」、という単語自体存在しないので、正しい説明になっていません。本を内側から折りたたむ、中央から折り返して綴じるという説明も間違いです。

ここでAIが説明したかったのはおそらく「平綴じ」のことだと思います。平綴じは、紙を順番に重ねた後、紙の端(専門用語でノドと言います)から5mmのところにホッチキスを入れて綴じる方法です。最初の中綴じと違うのは、中綴じは紙の真ん中で留めるので本を開けたときに紙の端まで見えるのに対し、平綴じは少し見えない部分が見える点です。たまに漫画本などで、見開きの大きなイラストを平綴じで見やすくするためにイラストの真ん中に空白を入れていることがあります。もしあなたのお手元に漫画があるなら、一度探してみてください。

糸がかりは、本を糸で綴じる方法です。本の厚みが多い本や、長寿命を求める本に適しています。糸を使用することで、本をきれいに綴じることができるため、古書や限定版など、高級な本にもよく使われます。また、糸がかりは、本を読むだけでなく、見ることもできるため、収集家に人気があります。

これも「糸がかり」ではなく「糸かがり」が正しい表記です。ただ、糸かがりの説明に関してはほぼ完ぺきといえます。糸かがりは、昔の大学ノートなんかを思い浮かべていただけるとわかりやすいと思います。ページを開いた真ん中に糸が見えるあれですね。AIの言う通り古書でもたまに見かけます。

ChatGPTは時折間違った情報を提供するので注意が必要ですが、人の目でチェックさえ入れれば、かなり作業時間の短縮につながります。

この技術をぜひ、あなたのお仕事にも活かしてみてください。

ありがとうございました。

昭和印刷出版