【完全網羅】紙のサイズ規格をまとめてご紹介!

紙のサイズは紙独自の規格が定められている

こんにちは!

昭和印刷出版です!

印刷会社で働いていると必ず何度も耳にするのが紙の「サイズ」についてです。

紙のサイズは服などのS,M,Lという感じではなく、紙独自の大きさの規格があります。


本記事ではそれらのサイズについて一気にご紹介したいと思いますので、どうぞ最後までご覧ください!


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この記事でわかること

・洋紙の大きさの基準であるA列、B列と日本原紙規格全5種(A判、B判、菊判、四六判、ハトロン判)の大きさがわかる。
・官製はがきや名刺のサイズがわかる。
・板紙の代表的なL判とK判の大きさがわかる。

A列?B列?実は日本で一番有名な規格です

A列?なんじゃそりゃ

紙のサイズってタテ何mmヨコ何mmってことじゃないの?」というあなた、ご安心ください。

A列B列というのは、いわゆるA4とかB3とかのサイズの事です。

A4はパソコンで印刷した時の一般的なコピー用紙のサイズ、B3はポスターなどによく使われる大きさとなっています。

このA4やB3ももちろん、きちんと規格で決められたサイズになっています。

ですから一々「タテ何mmヨコ何mm」と言わなくても「A4サイズ」とだけ言えば正しいサイズが伝わるのです。

今回はそれぞれのサイズをわかりやすく表にまとめてみましたので、こちらをご覧ください。

A判、B判の規格サイズ

A判、B判の規格サイズ
(単位:mm)AB
0841×11891030×1456
1594×841728×1030
2420×594515×728
3297×420364×515
4210×297257×364
5148×210182×257
6105×148128×182
774×10591×128
852×7464×91
937×5245×64
1026×3732×45
1118×2622×32
1213×1816×22

表の見方ですが、縦軸にA列とB列、横軸にはA,Bの後に続く数字を入れており、クロスしたところにサイズを書き込んでいます。

たとえばA4サイズは210mm×297mmとなっています。

はがきと名刺のサイズ

続いてははがきと名刺のサイズです。

一般的に「はがき」と言われるものは官製はがきとも呼ばれており、このサイズは148×100mmと決まっています。

官製はがきは1枚あたり63円で売られており、これを購入すると切手を貼る必要がありません。

一方、自分で紙を用意して送料分の切手を貼る私製はがきも存在します。

こちらは63円で送るには大きさと厚さの基準を満たす必要があります。

まず大きさは最小で90mm×140mm、最大で107×154mmとなっています。

この基準を超えると定形外郵便となり料金が変わってしまいます。

また重さも2gから6gまでと決まっており、コピー用紙など薄い紙ではこの基準を満たせません。

次に名刺のサイズです。

名刺のサイズの中で最も定番なのが91mm×55mmではないでしょうか。

もちろん名刺のサイズに決めごとはないのでこれより大きかったり小さかったりすることは可能ですし、実際そういう方も何人もいらっしゃいます。

しかし、あまりに小さすぎると文字が小さすぎて読めなかったり、逆に大きいと名刺入れに入らずに受け取った人が不便な思いをしたりするかもしれません。

名刺のサイズによほどこだわりが強くない限りは91mm×55mmを基準に作るのがベターです。

印刷業界では必須、「日本原紙規格」とは

日本原紙規格のサイズ5種類を重ねたイメージ図。比率そのまま。

次に、日本でよく使われるサイズである、「日本原紙規格」の5種類のサイズです。

日本原紙規格では、A全判、B全判、菊判、四六判、ハトロン判の5つについて大きさが定められています。

なお、ここでいうA全判、B全判は先ほどのA列、B列とは全く違うものなので注意が必要です。

こちらは全紙サイズから主な裁断寸法を表にしました。

裁断の仕方。切らない状態を全紙といい、そこから半分にするごとに数字が増える。

A全判

A判単位:mm
全紙625×880
2切625×440
3切625×293
4切312×220
8切156×220
16切156×110
A全判

菊判

菊判単位:mm
全紙636×939
2切636×469
3切318×636
4切318×469
長4切234×636
角6切318×313
長6切469×212
8切234×318
長8切159×469
9切313×212
10切187×318
長10切469×127
12切156×318
長12切313×159
角12切234×212
15切187×212
長15切313×127
16切234×159
長16切318×117
菊判

B判

B判単位:mm
全紙765×1085
2切765×542
3切765×361
4切382×542
8切382×271
16切191×271
B判

四六判

四六判単位:mm
全紙788×1091
2切788×545
3切788×363
4切394×545
長4切788×272
長5切788×218
廻し5切469×318
長6切524×262
角6切363×394
ミノ8切272×394
長8切545×197
9切363×262
10切218×394
長10切545×157
廻し10切234×318
廻し11切220×312
長12切363×197
長12切181×394
角12切272×262
14切155×394
15切220×262
長15切363×157
16切272×197
長16切136×394
四六判

ハトロン判

ハトロン判単位:mm
全紙900×1200
2切900×600
3切900×400
4切450×600
8切450×300
16切225×300
ハトロン判

なお、この表の一部は書籍「2012年版 紙のガイド」を参考にしております。

※注意点

また、実際に製紙会社さんなどから紙を卸す際は、裁断のずれを整えるために必ずしも表のサイズピッタリですべての紙が届くわけではなく、1mm~2mmほどのズレが生じることがあるので、十分注意しましょう。

板紙のサイズ

最後に板紙のL判とK判のサイズだけご紹介させていただきます。

板紙とは、パッケージなどに使われる厚紙のことです。

L判:800mm×1100mm 面積:0.88㎡

K判:640mm×940mm  面積:約0.6㎡

まとめ

いかがでしたでしょうか。

一言に紙のサイズといっても実にいろいろなサイズがありました。しかもこれらはまだほんの一部に過ぎず、実際はもっとさまざまな種類の大きさを書きたかったところです。

今回は特に皆様が必要とされているであろう規格をピックアップして掲載させていただきました。

もしほかのサイズなども需要があれば随時記事にしていきたいと思います!

ここまでご覧いただきありがとうございました!

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